公認会計士の仕事内容

公認会計士とは、企業の作成する財務諸表が正しく作成されていることを保証することを仕事とする者である。

(上記内容を、一般的に「会社の監査をする」という。)

企業とは、トヨタやソニーといった自動車やメーカーといった会社から三菱UFJ銀行のようなメガバンクまで様々な会社を対象にしている。
さらに、NPOや学校法人のような一見利益重視ではないような法人も監査の対象となっている。

財務諸表というのは、ざっくりいうと、貸借対照表や損益計算書のことを指している。
貸借対照表というのは、会社が現在どれほどの資産や負債を保有しているか、というものが記載された表である。
損益計算書というのは、会社が現在どれだけの利益をあげているのかということを収益や費用を記載することによって表現した表である。

これをわかりやすく八百屋さんで説明する。
平成28年4月1日から平成29年3月31日を対象期間とした貸借対照表には以下のようなものが記載されているはずである。
・平成29年3月31日現在店頭に並んでいる野菜
・店舗(家)の価値
・レジの中の現金
・仕入れた野菜に対して、まだ現金を払っていない場合は買掛金
などなど。

一方で、損益計算書では、以下のようなものが記載されているはずである。
・この一年間で売り上げた野菜の金額の合計
・上記売り上げに対応する野菜の仕入れ値の合計
・この一年間で店員に払ったお給料
・電気代、水道代
などなど。

このような財務諸表(貸借対照表、損益計算書)をそれぞれの企業が作成しているのである。
なぜ、財務諸表を作成するのか?
それは、企業はそこで働いている従業員やお客さんのためだけに存在しているのではなく、
①株主(投資家)②債権者といった存在もまた、企業に対して大きな利害関係を有しているからである。

企業がその営みを行っていく中で、資金を調達する必要が出てくる。
資金調達の方法は、①市場で資金を調達する、②銀行などから借入する、といった方法がある。
この時、市場や銀行は何を基にお金を出すことを決めるのか?
そこで、市場や銀行の判断の拠り所となるものが財務諸表なのである。

ただ、その財務諸表はそれぞれの企業が作成しているものなのである。
それぞれの企業が自分で作成した財務諸表を見て、お金を出す、出さないを決めているのである。
もし、その財務諸表が嘘で塗り固められたものだったら?
売上が1億円しかないのに、100億円だと記載されていたら?
市場や銀行が出したお金が返ってこないこともありえるわけだ。

そこで、その財務諸表に、重大な虚偽の表示がなされていないことを確認するのが公認会計士なのである。
つまり、公認会計士が、独立の第三者として企業の作成した財務諸表に嘘が書かれていないことを確認して、嘘はありませんんよ、と保証するのである。

もしも、公認会計士が、企業の嘘を見破れなかったり、企業の嘘に加担していたらどうなるか?
粉飾決算と言って、大事件になるのである。

カネボウやライブドア、あるいは日興コーディアルのような企業が粉飾決算を行い、連日ニュースをにぎわせていたことがあった。

今も東芝が大問題になっている。
企業の嘘に対して、会計士側にも落ち度があった場合には、刑事罰もあり、非常に重い処分が科される。

このように、公認会計士とは非常に社会的責任の大きな仕事であり、頭を使う。
誇りと責任のある職業なのである。

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